職務経歴書とは?
デザイナーが就職・転職活動をするときに、ポートフォリオとともに重要になるのが職務経歴書です。職務経歴書はこれまで自分がやってきた具体的な仕事の内容、スキルについてまとめた資料です。採用担当者に今自分ができること、今後やってみたいことなどを明確に伝え、アピールするためのプレゼンテーション資料とも言えます。
職務経歴書に書くこと
職務経歴書に書く内容は、主に以下の4つです。
プロフィール |
住所は省略しないで正確に、氏名にもフリガナを忘れずに記入します。 携帯のメールアドレスはNGです。 |
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スキル | 使用経験のあるツールやソフト、その使用歴や実務経験を具体的に書きます。 |
職歴 |
これまでの勤務先での業務内容や実績を入れます。 プロジェクトの案件規模、担当していた業務、プロジェクトがどういう結果に結びついたのか等、より具体的に書きましょう。 |
自己PR /志望動機 |
デザイナーはクリエイティブなセンスや技術(=デザイン力)が問われる職種ですが、それ以外にもクライアントの要望を聞き出すコミュニケーション能力や企画を通すための提案力なども重要です。デザインスキル以外の面からも、自分の長所や強みをできるだけ書きましょう。志望動機では、もちろん志望する企業の業務内容や役割を意識して、今の自分のできること、これからやってみたいことなど意欲の高さをしっかりアピールします。 |
抑えておきたいポイント
わかりやすさを徹底!
職務経歴書の書式は基本的に自由ですが、入れたいことが多すぎてまとまらず、ダラダラと長すぎるのはNG。簡潔にまとめながら、メリハリのあるレイアウトになっているかどうか、デザイナーとして“情報の見せ方”というスキルが見られていることを意識して作成しましょう。
職務経歴書を書く上で抑えておきたいポイントをご紹介します。
スキルの書き方
デザイン |
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コピー ライティング |
・パンフレットのコピー制作 | ||
企画提案 |
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OS |
・Windows(1年程度) ・Mac(5年程度) |
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資格 | ・TOEIC700点 | ||
補足 (受賞歴など) |
・2010年「○○デザインコンクール」入賞 | ||
ポート フォリオ |
https://www.mywork2016.jp/ |
情報をカテゴライズして使えるソフトや習熟度、それを使って自分が何を作ってきたかを整理します。TOEICのスコアなどは直接デザインに関係ありませんが、知識や経験として今後役に立ちそうな資格は何でも入れておきましょう。
またポートフォリオは通常のブックタイプ(紙版)以外にも、可能であればWebサイト上でも見ることができるようにしておくのが良いでしょう。サイトのURLも添えておきます。
職歴の書き方
期間 | 2012年5月~2016年3月 |
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勤務先 | 株式会社○○○アソシエイツ |
職種 | グラフィックデザイナー |
雇用形態 | 正社員 |
職務内容 | グラフィックデザイナーとして広告制作、企画などを担当 |
実績 |
アパレル会社のシーズン毎の販促ツール全て(ポスター、パンフレット、ノベルティ)デザイン。商品パッケージデザイン https://www.mywork2016/sample.html <ポイント> 年間を通しての販促ツール企画提案、制作を担当することで提案力の向上、ブランディングにも貢献しました。 アパレル系のデザイン案件を年間10本担当していました。 |
チーム規模 | 5名(企画/デザイン担当) |
プロジェクトの具体内容、どんな成果をもたらしたのか、スキル向上につながったポイントを加えます。ここでも可能であれば、プロジェクトのポートフォリオが閲覧できるURLを入れておくと良いでしょう。
担当したプロジェクト数や売上など具体的な数字の情報があればよりアピール力は高まります。